フローフロント検出システム
導入メリット
V-P 切換タイミングの制御
射出成形機のスクリュなどの摩耗によって生じるV-P切換位置のばらつきに対して、フローフロント検出センサ上を樹脂が到達したタイミングをトリガーとして射出成形機へ信号を出力し、制御することで、計測データに基づいた高精度なV-P切換制御が可能となり、成形品の品質安定化に寄与します。
特徴
フローフロント検出センサで樹脂のフローフロント到達を検出し、射出成形機や外部機器へ制御信号を出力します。光ファイバ赤外線方式を採用したフローフロント検出センサは、8msの高速応答性を実現しており、射出成形機や外部機器の精度の高い制御に適しています。
これにより、射出成形機のV-P切換制御やホットランナのバルブゲート開閉制御などに活用でき、成形品の品質安定化に寄与します。
計測原理
フローフロント検出センサには光ファイバが内蔵されており、金型に組み込むことでキャビティ内を流動する樹脂がセンサに到達したタイミングで、樹脂から放射される赤外線を瞬時に検出します。検出時には、オープンコレクタ出力による信号の出力と同時に、検出アンプのLEDランプが点灯します。
センサの種類
フローフロント検出アンプ
DIS01- 外乱に強い赤外線検出式により、ハイレベルの耐ノイズ性を実現
- 制御信号を出力する閾値を、0~13Vの範囲で自由に調節可能
フローフロント検出センサ
エジェクタピン形 DISSZLシリーズ- 光ファイバを使用した赤外線検出式
- 高応答性:8ms(63.2%応答時)
- 60℃~430℃の樹脂温度が計測可能
- エジェクタピン形状で金型への組込みが容易(※1)
※1 ツバカット等の廻り止め加工はできません。
フローフロント検出センサ
フラッシュマウント形 DISSZTシリーズ- 光ファイバを使用した赤外線検出式
- 高応答性:8ms(63.2%応答時)
- 60℃~390℃の樹脂温度が計測可能
- 自由度の高いセンサ取付位置を実現したフラッシュマウント形状
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