射出成形に、基準をつくり、品質をつくる。
このセンサで、モノづくりを加速させる。
金型内計測システム
MOLD MARSHALLING SYSTEM
射出成形金型の樹脂の挙動を計測するシステム
モールドマーシャリングシステムは、金型内に設置したセンサと専用アンプによって、従来ブラックボックスとなっていた金型内における樹脂の挙動を信号または電圧に変換し、波形としてパソコンまたは各種計測器にリアルタイムで出力する、射出成形用の計測システムです。
MOLD MARSHALLING SYSTEM で実現できること
01 射出成形品質を波形で判別
良品時の波形に、アラーム監視枠を設定することで、ショートショット・オーバーパックなどの成形不良を検出することができます。アラーム信号は外部機器に出力することで、不良品の選別を自動化することも可能です。
02 技術者の "カン・コツ" の領域をデジタル化
従来、技術者に頼っていたカン・コツの領域をデジタル化し、定量的に分析することができます。型内圧力、樹脂温度、金型温度、流速など、射出成形の主要な項目を測定することが可能です。
03 海外生産でも " Made in Japan " の品質を再現
計測波形が良品時の波形に重なるように、成形条件を設定することで、異なる環境下(機械、工場、国など)においても、同等の品質で成形することが可能です。
MOLD MARSHALLING SYSTEM が選ばれる理由
01 金型内センシングを低価格で導入
MOLDMARSHALLING SYSTEMは、お客様に金型内センシングをより身近なものとして感じていただくため、お求めやすい価格で提供しています。そのため、研究開発用途はもちろん、量産ラインでもご導入いただくことができます。
製品案内を見る02 8msの高速応答性を実現。Futabaの樹脂温度センサ
金型内で刻一刻と変化する樹脂温度を正確に計測するためには、センサの応答性が重要となります。弊社独自で開発した「光ファイバ赤外線方式」の樹脂温度センサは、8msの応答性を誇り、樹脂流入から型開きまでの金型内の樹脂温度を正確に計測することが可能です。
※ 8msの応答性は、63.2%応答時の実測値です
樹脂温度センサを見る03 グローバルの実績
MOLD MARSHALLING SYSTEMは、1999年に販売を開始してから、国内外を問わず多くのお客様にご導入いただいています。日本国内の販売・サポートが充実していることはもちろん、海外にも販売拠点があり、海外での導入も精一杯サポートします。
お問い合わせ04 充実したサポート体制
導入事例
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検査工数の削減を実現、削減効果は年間230万円
- 河長樹脂工業株式会社 -
- ・ショートショットを流出
- ・検査体制を強化したが、多大な検査時間を要していた
- ・画像検査装置や成形機の監視機能では解決できなかった検査工数を削減
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製造プロセスの可視化、現場からの改革
- 多摩川マイクロテップ株式会社 -
- ・不良要因を追求するため導入
- ・不良発生原因の見える化
- ・データにもとに金型改造
- ・MT法を利用した不具合予兆と金型メンテナンス時期の見える化
ウェビナー
Futaba Sensing Webinar
MOLD MARSHALLING SYSTEM の操作・設置方法に加え、金型内センシングの基礎から活用方法までを、実測データ・波形を見ながら解説します。個社別にオンラインで受講可能なため、不明点や気になった点なども気軽に質問可能です。
スクール
Futaba Sensing School
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圧力計測 基礎コース金型内樹脂流動の見える化
金型内センシングの基礎を中心にMOLD MARSHALLING SYSTEM の操作・設置方法や波形の解析方法などを学んでいただきます。当社保有の射出成形機と試験金型を用いて、実技を交えながらカタログやウェブサイトには掲載していないセンシングの“コツ”を伝授します。個社別の受講ができるので、不明点や気になった点なども気軽に質問可能です。
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複合計測 応用コース科学的成形手法による成形品質再現
成形条件が一致していても同じ品質の成形品が生産できない等、お困りの方が多いのではないでしょうか?
複合計測 応用コースを詳しく見る
そういった方に向けて、成形する場所、環境、機械が変わっても、同じ品質の成形品を生産する手法を習得していただく特別なプログラムとなっています。個社別の受講ができるので、不明点や気になった点なども気軽に質問可能です。
※ 複合計測 応用コースの受講は、圧力計測 基礎コースを受講されてからを推奨します