流速計測システム
導入メリット
外観不良の検出や金型メンテナンス時期の判断
金型内を流動する樹脂のフローフロント(先端)速度を計測することができます。
これにより、ガスベントの詰まりによって樹脂の流動速度が低下したことを検出し、金型のメンテナンス時期を判断することが可能です。また、外観不良が発生した際にも、良品成形との樹脂挙動の違いを捉えることで、不良監視や原因究明に活用できます。
流速センサの活用事例
特徴
流速センサで計測したキャビティ内を流動する樹脂のフローフロント(先端)速度は、専用の計測ソフトにより波形としてリアルタイムに表示することが可能です。計測は、1本の流速センサで樹脂の流動方向に関係なく、簡単に行えます。また、樹脂のフローフロント(先端)が通過した際に信号を出力し、射出成形機の制御に利用することも可能です。
計測原理
流速センサに内蔵された光ファイバを用いて、キャビティ内に可視光を照射し、流動する樹脂からの反射光を検出します。検出した反射光は中継アンプにより電気信号へ変換され、専用の計測ソフトで樹脂のフローフロント(先端)速度として算出されます。
計測アンプとセンサの種類
流速計測アンプ MFS02
- 1台で2チャンネル同時計測が可能
- 計測データは自動的に保存可能
流速センサ SMF04.0×08.0×026
- 1本のセンサで樹脂の流れる方向に関係なく、簡単に計測可能
- 自由度の高いセンサ取付位置を実現したフラッシュマウント形状
製品の詳細情報につきましては、下記リンクより資料をダウンロードいただき、ご確認ください
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